8段2列のオペアンプ・オールパスフィルタ(APF)の調整を何とかコナして、「ほっと」したのもつかの間で、次のテーマへ進みます。
APF の周波数範囲が 50~3000Hzと限られているので、マイクで拾った音声信号も当然この周波数範囲に限定します。
考え方はバンドパス・フィルタ(BPF)ですが、実際にはハイパス・フィルタ(HPF)+ローパス・フィルタ(LPF)の構成になります。
そして必ず HPF/LPF の前に S/N比が悪化しないように、ローノイズのマイクアンプを入れます。
ブロック図を下に・・・
マイク入力ーーマイクアンプーーHPFーーLPFーーAPF・・・この順になります。
このラインは過去の PSN/SBBジェネレータで上手く動作したものを、さりげなく?使いました。
8次チェビシェフLPF コーナー周波数F=2800Hz
各段の周波数/Q値と各定数(コンデンサ値)
各段の周波数/Q値と各定数(コンデンサ値)
F1=742Hz Q=0.753 Ca1=32.32nF Cb1=14.25nF
F2=1635Hz Q=1.956 Ca2=38.10nF Cb2=2.490nF
F3=2383Hz Q=4.266 Ca3=57.01nF Cb3=783.2pF
F4=2792Hz Q=14.24 Ca4=162.4nF Cb4=200.2pF
使ったオペアンプは LF347ではなく、APFと同じ TL084CNです。
トップのマイクアンプには AGCを利かせられる様に 2SK30Aがぶら下っています。
8*2の APF基板の余った部分に押し込んだ写真を下に・・・
無理に詰め込み過ぎましたので、もう少し小さなコンデンサ(104)を探してみます。
これに RFブロックを横に並べて YM150(タカチ)ケースに収めるつもりですが、う~ん?
・・・次回に続く・・・
by JA1QVM